

日本人の平均寿命は年々伸びています。
男性は80.98歳、女性は87.19歳です。
現在、注目を浴びているのが健康寿命(介護の必要なしで生きられる)です。
その健康寿命が男性は72.14歳、健康とは言えない期間が8.14歳です。
女性は健康寿命が74.79歳です、健康とは言えない期間が12.40歳もあります。 今後は、健康寿命を如何に伸ばしていくかが大きな課題になっています。

私たちの健康寿命を延ばすに欠かせないことは生活習慣病を防ぐことです。
厚生労働省が作成した資料では、健康な生活習慣から要介護状態になるまでの段階を五つのレベルで表しています。
少しの不健康習慣を積み重ねることで段々川下に流れて行き、下に行けば行くほど元に戻るのが難しくなります。
出来るだけ早い段階で生活習慣を改善し後戻りをすることが何よりも大切です。

現在では、国民のおよそ三人に一人が高血圧の症状になっています。
これだけ国や多くの媒体で健康増進が叫ばれる中、私たちの健康意識は年々関心の高まっているにも関わらず、現在の健康状態は10年前より悪化しているのが判ります。

続いては、糖尿病です。
こちらも同様に10年前より悪化しているのが判ります。
糖尿病の調査が行われ始めたのが1960年代、今から40年ほど前のことです。

この当時の糖尿病の患者は約3万人と言われています、現在の糖尿病患者は237万人、40年前に比べて79倍にもなっています。
しかも、実際に糖尿病が強く疑われる人は、その三倍の890万人にも上ると言われています。

そして、コレストロールに関しても10年前より悪化しているのが判ります。
現在では、国民のおよそ三人に一人がコレストロールが高い、つまり正常ではないとと言えるでしょう。
